シャンプーの選び方②

おさらいしたい人はコチラ。

前回はシャンプーの成分表示のお話でしたが、今回は頭皮や肌に関しての具体的なお話。

乾燥肌、油性肌、脂性肌、アトピー性皮膚炎や脂漏性皮膚炎などなど。

お肌のコンディションに合わせたシャンプーの選び方を考えたいと思います。

 

 

 

 

【肌質】

まずは肌質ですが、結構「自分の頭皮の状態が分からない」という方は多いです。

これはシンプルにお顔の肌で考えてみると分かりやすく、乾燥気味であれば頭皮も乾燥しやすく、脂性肌であれば頭皮も皮脂が溜まりやすい傾向だと考えて良いでしょう。

頭皮には明確に該当しませんが『混合肌』という種類もあります。

いずれにせよ元々は肌の乾燥が引き金となり、頭皮を乾燥から守るために過剰な皮脂分泌が起こり脂性肌になるのでは?という説もあります。

 

女性は年齢と共に皮脂分泌量が低下していき、乾燥しやすい肌質へと変化していきます。

逆に男性は年齢による皮脂分泌量の変化は少なく、そもそも女性に比べ皮脂量が多い傾向があります。

年齢や環境やストレスの度合いなどなど、肌トラブルの要因は数多くありますので、その時のコンディションに合うものを探すのが正しいとも言えますね。

ちなみにですが、頭皮は肌のTゾーンの2倍以上の皮脂腺があると言われています。

 

 

 

 

 

【乾燥肌】

頭皮が乾燥しがちで、痒みがあったり乾燥したフケが出るようであれば、いわゆる『乾燥肌』に該当すると思います。

乾燥肌になりやすい人は元から皮膚の厚みが薄く、敏感肌になりやすい特徴があります。

アトピー性皮膚炎を含むアレルギー体質や、ストレスによる肌荒れに悩む方が非常に多いです。

 

また、洗浄性がマイルドなものや保湿性のあるものを選ぶことが重要で、ある程度の皮脂を残しつつ洗うことが大切です。

お風呂上りの保湿ローションやオイル等も有効ですし、乾燥して敏感になった肌を労わってあげましょう。

 

 

 

 

 

【脂性肌】

油性肌とも呼びますが、汗や皮脂が多く、頭皮や髪が脂っぽくなりがちな方は脂性肌に該当します。

フケに湿り気があったり、ニキビや吹き出物があったり、頭皮を触るとベタつきがある方などはしっかりと皮脂を洗い流すことが大切です。

主に石けん系・グリシン系のシャンプーや、場合によっては高級アルコール系の洗浄成分を含むシャンプーも有用です。

 

皮脂は時間が経つと『過酸化脂質』という物質に変わり、頭皮の匂いや炎症の原因になり、ひどくなると脂漏性皮膚炎などの害をもたらします。

皮脂の分泌量に関わらずこの過酸化脂質が『毛穴の詰まり』の原因であり、脱毛や細毛の原因にもなり得ます。

 

 

 

 

 

【肌質ケア成分一覧】

※一定の効果が期待できる成分一覧ですが、実際に使用される成分の極一部です。

乾燥肌・敏感肌

・ココイル加水分解コラーゲンK
・ココイルグルタミン酸Na
・ラウロイルアスパラギン酸Na
・ラウレス-〇カルボン酸Na
・ココアンホ酢酸Na
・デシルグルコシド
・セラミド
・ヒアルロン酸
・チャ葉エキス(チャ葉発酵液)
・グリセリン

など。

 

油性肌

・ココイルメチルアラニンNa
・ココイルグリシンNa
・ココイルメチルタウリンNa
・スルホコハク酸(C12-14)パレス2Na
・炭・泥炭

など。

 

フケ・痒み・消臭

・グリチルリチン酸2K
・アラントイン
・ティーツリー葉油
・フムスエキス(フルボ酸エキス)
・カミツレ花エキス
・チャ葉エキス(チャ葉発酵液)
・カキタンニン
・ぞの多他植物エキス類

など。

 

ダメージ毛・クセ毛・猫毛

・ヘマチン
・メドウフォーム-δ-ラクトン
・ジラウロイルグルタミン酸リシンNa
・加水分解ケラチン
・ジラウリン酸セラミド
・イソステアロイル加水分解コラーゲンAMPD
・ゼイン
・ヒアルロン酸
・ポリクオタニウム-50・51・64・92

など。

 

抜け毛対策・育毛

・アセチルテトラペプチド-3
・アセチルヘキサペプチド-1
・アカツメクサ花エキス
・ピロリジニルジアミノピリミジンオキシド
・ホップエキス
・フラーレン

など。

 

白髪・アンチエイジング

・ヘマチン
・フラーレン
・白金
・セラミド
・ヒト遺伝子組換オリゴペプチド
・水溶性プロテオグリカン
・ヒト幹細胞培養エキス

など。

 

 

 

 

【まとめ】

非常にざっくりではありますが、一般的にシャンプーによく使われる成分を挙げました。

 

大雑把に言えば、

乾燥肌→ベタイン系、アミノ酸系

脂性肌→酸性せっけん系、高級アルコール系

ダメージ毛→アミノ酸系、PPT系

と言ったところでしょうか。

 

メインとなる洗浄成分はもちろん、それに添加される保湿や保護成分もシャンプーの性能を左右する大事な要素になります。

今の自分に何が必要で、どういった商品を買えば適正なのか?

程度の差はあれど、可愛いボトルや香りだけで決めることに意味はあるのか?

正しく賢く自分磨きをするため、そういったことを覚える必要があるのです。

 

ほんの僅かなヒントではありますが、少しでもヘアケアを楽しむ助けになれば幸いです。

ちなみに根本的な問題ですが、シャンプー後の流しが短い方が結構いたりします。

しっかりすすがないと頭皮トラブルを招きますので、しっかりと洗い流しましょう。

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