冬の乾燥対策

スキンケアと比べて、どうしても髪の毛は後回しになりがちです。

それはそうだろうと理解もしているのですが、年代によっては髪質は大きく美の基準に組み込まれます。

個人的には40代に入ったあたりから、髪質は明確に『綺麗な人』の条件に入ると考えています。

パサパサして髪が絡まる、広がる。

髪に艶が無く、まとまらない。

カラーやパーマを繰り返しダメージを負った髪の毛や、加齢により元気が無くなった髪は極端に乾燥に弱くなります。

今回は髪がパサつく原因や、乾燥に対する対処法を紐解いていきます。

 

 

 

 

【ダメージの原因】

 

まずはダメージの要因ですが、代表的な原因は以下の通り。

 

①カラーやブリーチ、パーマ等によるケミカルダメージ。

②質の悪いシャンプーやトリートメントによる髪質の低下。

③コテやアイロンによる熱ダメージ

④濡れたまま放置や、ドライヤー不足、髪同士の摩擦による物理ダメージ

⑤紫外線によるダメージ

 

主にこの辺りがパサつきの大きな原因になります。

誰もがイメージできるヘアケアの悩みですが、逆に言えば特別な理由で髪が傷むことは無いとも言えます。

 

 

 

 

 

【ケミカルダメージ】

 

カラーやパーマの薬剤によるダメージですが、これ自体はヘアデザインを作る上では避けて通れないものです。

しかし現在のカラーやブリーチ、パーマの薬剤はある程度ダメージを抑えることが可能になり、20年前とは比べ物にならないほどに進歩しています。

特にサロンで行う施術では前処理・中間処理によるトリートメントで髪を強化したり、ダメージを最小限に抑えたりは最早スタンダードな技術です。

 

もちろんダメージが無くなることはありませんが、数回のカラーやパーマなどで著しく髪が傷むことも稀ではないかなと思います。

むしろ、そういった処理剤を使わないまま染めるホームカラーは個人的にオススメしません

特にハイトーンカラー用のカラー剤はアルカリ度が高く、最終的にサロントリートメントで帳尻を合わせる方も結構いたりします。

コスパ的には優れているかもしれませんが「むしろ最初からサロンケアを受けた方が安く済むのでは?」と思うこともしばしばあります。

 

 

 

 

【低品質のヘアケア】

 

昨今はお湯のみで頭を洗う”湯シャン”が取り上げられたりもしますが、これは論外です。

衛生的にもオススメできません。

 

毎日のシャンプーが地肌や髪を傷めるという説もありますが、これは本当に質の悪いシャンプーを使用した場合のお話。

きちんとした品質のものを使えば毎日使っても全く問題ありませんし、むしろそうすべきだと思います。

 

気を付けるべきは高級アルコール系(=石油系or硫酸系)が主洗浄成分のシャンプーと、一般的にクリームシャンプーと呼ばれる類のシャンプー。

高級アルコール系は非常に洗浄力が強く、頭皮の肌荒れや髪のキシつきの原因になることが非常に多いです。

ついでにカラーの色持ちも悪くなります。

クリーム系はそもそもシャンプーではなくコンディショナーなので、髪はツルツルになりますが頭皮には有害なものです。

よほど油性肌の方か、スタイリング剤を多用する方を除けば、アミノ酸系かPPT系のシャンプーをオススメします。

 

コンディショナー・トリートメントについては毛髪内部をきちんと補修するものが望ましく、表面をコーティングするだけのものでは乾燥対策として十分とは言えません。

コーティングだけでも手触りは改善されますが、水分を維持する補修成分が無いと根本的な解決にはならないのです。

ダメージをケアするケラチンやコラーゲンやシルク、水分や油分を維持するセラミドやCMC、キューティクルを守るペプチドやヒートプロテイン等を含むものが好ましいですね。

 

 

 

 

 

【コテやアイロンの多用】

 

コテやアイロンの毎日使いをオススメしませんが、便利なので毎日使う方も多いでしょう。

高熱のコテやアイロンは毛髪のキューティクルを傷つけ、また熱ダメージにより毛髪内部のタンパク質を固くします。

タンパク質が固くなると水分保持力が下がりますし、柔軟性も無くなるので単純に強度も下がります。

単純に温度を下げて(150℃以下が好ましい)使用するか、熱ダメージから髪を守るヒートプロテイン成分を含むヘアケアを使用することが大切です。

 

 

 

 

【濡れた髪や摩擦によるダメージ】

 

最後にお風呂上りのケアですが、これも非常に大切なポイントです。

☑濡れたまま放置をしない。
☑髪を梳かす際に力任せに扱わない。
☑オイルトリートメントで潤いを保ち、髪の摩擦を減らす。
☑しっかりと乾かす。

ことが大切です。

 

特に多いのが不十分なドライで髪を傷める方

濡れた髪は通常よりも弱い状態になり、そのまま寝てしまうことで起きる髪の摩擦がダメージの原因になります。

寝癖対策にもなりますし、お出かけ前のテンションのつもりでしっかりと乾かしてあげましょう。

 

 

 

 

 

【まとめ】

毎日のことですし面倒な事も多いのは事実です。

しかし、髪を綺麗に保つのは決して楽なことではありませんし、手間暇と時間がかかるものなんです。

 

努力に見合った結果は必ず実感できるもの。

冬の乾燥に負けず、やって来る春へのスタイルチェンジに思いを馳せ、ヘアケアを楽しんでもらえればと思います。

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